- 養蜂
- 会期
- 2022年5月2日(月)~
東武のみつばちプロジェクト
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\サスティナブルで有効な一次産業/
都市部でハチを育てることの目的の一番の理由は、都市の緑化・環境の整備です。ミツバチが花粉を運ぶことで都市部の菜園や公園の植物、街路樹などが結実し、その実を食べに野鳥が集まり、鳥が運んだ種によってさらに植物が増えていきます。また、鳥は害虫なども捕食します。都市でミツバチを飼うことで連鎖反応が生まれ、健全な生態系を再生できる効果が期待できます。
都市養蜂は、都市生活者に自然と触れ合う機会を提供し、環境への意識を向上させると同時に、受粉を通じて周辺植物の活性化にも貢献できるユニークな取り組みです。
スケジュール
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2022年3月25日 11階ベランダに設置
(巣箱3群:一段)
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毎週金曜日 内検(ラベイユ養蜂部+東武社員)
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4月上旬に巣箱を二段へ
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4月下旬に巣箱を三段へ
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5月中旬に初回採蜜(予定)
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6月上旬に2回目採蜜(予定)
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7月上旬に3回目採蜜(予定:最終)
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巣箱の撤去
東武百貨店池袋店の屋上養蜂蜜源調査
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東武百貨店池袋店を中心とした半径2㎞~3㎞の同心円地図
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1、東武百貨店池袋店を中心とした半径3㎞範囲内についての自然の状況は、半径2㎞内には雑司ヶ谷/護国寺があり、3㎞内には早稲田大学/お茶の水女子大がある。
(1)雑司ヶ谷・・・桜/カナメモチ
(2)護国寺・・・桜
(3)早稲田大学・・・桜/藤
(4)お茶の水女子大・・・桜 -
2
(1)池袋本町公園・・・桜
(2)南池袋公園・・・桜
(3)北区南谷端公園・・・桜
(4)北谷端公園・・・桜
(5)豊島区立上桜公園・・・桜
(6)文京区大塚公園・・・桜
(7)肥後細川公園・・・桜/藤
(8)新宿区スポーツセンター・・・桜 -
3、池袋の街路樹
サクラ/ユリノキ/エンジュ/ヤマモモ
2022年3月25日 設置日
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東武百貨店にミツバチが到着。
中では蜂が早く外に出たいようで、元気な羽音が聞こえた。
ストッパーを外したら、多くのミツバチが飛んできた。
2022年6月上旬 初の蜜採取
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現在、巣箱(養蜂箱)は一群につき3段。
1段につき、9枚の板が入っている。
多く取れている板もあればあまり取れていない板もあるので、同じ群内で入れ替えをして、調整をしている。 -
女王蜂がいるのは3段重なっているうちの一番下。
2段目との間には網があるため女王蜂は上にあがれず働き鉢だけが行き来可能。
そのため、蜜だけが2段3段に溜まるようになっている。 -
東武百貨店の養蜂で初めての採蜜。
板40枚ほど採蜜し、漉した状態で約40kgとれた。
絞った蜜からは、桜の良い香りがした。
※1枚の板で1.5~2kg(漉す前)とれる
内検について
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ミツバチの調子が悪くないか、女王バチの新しい卵ができてないかなど、都市養蜂を行う上で、
注意しないといけない様々なことをチェックしている。
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確認の時には、燻煙器を使用
煙でミツバチを大人しくさせることと、匂いに敏感な蜂が養蜂家を認識し攻撃しにくくさせるため。
※小さい巣箱2つを一緒にする際も、煙で匂いをごまかし、合わせることがある。 -
巣箱確認中
・みつばちの様子はどうか?
・女王バチは元気か?産卵はちゃんとしているか?
・働きバチ達は元気に活動しているか?
・病気などはないか?
・新しい女王バチ誕生の兆候はないか?
等を重点的に確認している。 -
少しずつ蜂蜜が溜まってきている。
今年は桜の開花が早いため、味も香りも期待できる。